ヨモギは和製ハーブの女王と言われています。

昔からヨモギは軽い切り傷やすり傷に外用薬として、

内服として下痢止め・貧血・冷え症の改善に使われていた歴史があります。

無農薬のヨモギと漢方薬草を遠赤効果のある土鍋で煮立たせたスチームで、経皮吸収率の高い膣や肛門の粘膜を直接温めることで血行を促進するため婦人病に良いと言われております。

産後によもぎ蒸しをすると『産後の肥立ちが良い』ということで600年以上前から韓国に伝わる民間療法です。

多くの婦人病は、冷えや骨盤付近の血行不良によって生理機能が衰えていることが原因と言われています。

内側から温めることで内臓の働きが活性化されるので、更年期障害、生理不順、生理痛の緩和につながると言われています。

冷えが発生しやすい下半身をじっくり温めることによって、冷えによるむくみの改善に効果があります。

また、冷えが原因で脂肪がつきやすくなってしまっている体を温めることで、

血液の循環が良くなり新陳代謝が上がり、基礎代謝のアップにつながります。

ヨモギに含まれる成分のクロロフィルやフラボノイドには、抗酸化作用が多く含まれて

老化の原因である活性酸素を減らす効果があると言われています。

よもぎ蒸しは、抗酸化作用で免疫力をアップし、体の内側から若々しいお肌を保つ老化防止効果に優れています。

生活習慣や食習慣から、体の中に毒素を溜め込みやすくなってしまっている現代。

低温でじんわりかく汗とともにデトックス（排泄）させ、腸の血行を良くし、便秘解消にも効果があります。

ヨモギや薬草の漢方成分が入ったスチームを、肛門の粘膜から直接吸収することによって、

肛門周りの血液の悪循環から血が解け、粘膜の炎症を抑えるため痔の改善につながると言われています。

ヨモギに含まれるシネオールという香り成分には鎮静効果があり、副交感神経優位に導き安眠効果もあります。

ヨモギの香りを存分に楽しみながらご自身と向き合う時間に使うのも良いかもしれません♪

婦人科系の不調を整えてくれる効果のあるよもぎ蒸し。

よもぎ蒸しを妊活に取り入れる場合。タイミングとしては、排卵前の基礎体温低温期に行い、子宮を温め、黄体ホルモンの分泌を促すことで子宮内膜を厚くし、妊娠しやすい状態へ導くと言われています。

ヨモギや薬草の成分は蒸されている間だけでなく、その後もゆっくり時間をかけて肌に浸透していきます。

よもぎ蒸しの後の汗はサラッとしているので、終了後は乾いたタオルで全身を拭き取るだけにしましょう。